古墳めぐり 飛鳥をぶらぶらしてみました

日々の暮らし

飛鳥を訪れたお話の続き…。
お出かけのきっかけになったのは実はこれでした。

奈良ゆかりの日展会員による特別書展 キトラ古墳壁画 壁画体験館四神の館

夫(私ではない)は書道に興味があるのです。
時折、小筆で写経をしている彼を見て「写経が様になる字が書ける人が羨ましい」と思う私。
結構綺麗な字を書く夫と悪筆な私。
結婚披露宴の招待状の宛名書きも息子の幼稚園グッズの名前書き…全部、彼の仕事でした。

…話がそれました。この書道展がキトラ古墳(壁画体験館四神の館)で行われていると地元紙に載っていたのです。

キトラ古墳壁画体験館四神の館 飛鳥

書家の方の作品って、「文字」というより「絵」ですよね…。
お出かけのきっかけとなったものの、これぐらいしか感想がない…。とてもこぢんまりとした展示だったし。
すぐ傍にキトラ古墳の博物館の入り口があって、夫は中に入れば書の展示が続くと勘違いしていました…。

さて、キトラ古墳。世に知られるようになったのは(長い歴史から見れば)最近のこと。高松塚古墳が発見された時に「そういえば、同じ形したのが近くにもある」という話になったそうで。

キトラ古墳 飛鳥
キトラ古墳 飛鳥

故人の眠りを守るかのように、棺が安置されている部屋の四隅の壁面に聖獣の四神、天井に星空が描かれています。
星空はかなり正確に星座が描かれていて、最古の天文図ともいわれているそうです。
取り外された壁画は、ここで保管されています。
遥か昔にこれだけのものを造り上げた古代の人々の叡智に感動しつつ、これだけのものを後世に残そうと保存に尽力した人々のパワーと技にも感動しました。ボロボロになった漆喰の壁面をソロリソロリとはずしていくなんて…!

キトラ古墳壁画体験館四神の館 クリアファイル 白虎 青龍

来館記念にいただいた四神のクリアファイル。「一人一枚、お好きなものを」とのことだったので、「小青竜湯」「白虎湯」の名前の由来でもある「青龍」「白虎」を選択。
わかりやすい展示・お土産つきで、入館無料の博物館、ちょっと申し訳ないぐらいです。壁画の保存にお金かかるのに。

そして、高松塚古墳。

高松塚古墳 飛鳥
高松塚壁画館 飛鳥

確かに「同じ形したのが近くにもある」…ですね。こちらは人物像の壁画で有名ですね。こちらの博物館は入館料300円。キトラ古墳も貰えばいいのに。

どちらの古墳も周辺はキレイに整備されていて、ピクニックや子どもと遊ぶのにもってこいの場所です。

近くに文武天皇陵と天武・持統天皇陵があるので、近くまで歩いて行きました。

文武天皇陵
天武・持統天皇陵

祖父母と孫が近くで眠っていらっしゃるのですね。ただ、文武天皇のお墓は別の古墳(これも近くにある)だという説もあるそうで。
古代の資料を読み解き、「ここだ!」と後世の人達が決めただけで、本当のところはそこで眠っている方にしかわからないのでしょうね。
国内最大の前方後円墳も私や夫の記憶では「仁徳天皇陵」ですが、息子の教科書には「大仙古墳」と記されていますし。(仁徳天皇のお墓ではないという説が濃厚なようです。)
「過去に起きた事=歴史は変わらない」と今の息子ぐらいの時は思っていました。でも、歴史は変わる…のですね。

私は「歴女」という言葉がなかった頃からの歴史好きですが、そうでもない夫と共に古墳にハマりだしたのは、新型コロナ流行からです。
きっかけとなったのは「群馬HANI-アプリ」。
新型コロナで一斉休校となった頃、暇にまかせて息子が見つけた埴輪を育てるゲームアプリです。
その名の通り、お世話(ご飯・お掃除・クイズ)をして埴輪を育て、古墳に並べていくゲーム(というのでしょうか…)です。「たまごっち」世代だからか、当の息子は見向きもしなかった(これを機に歴史に興味をもってもらいたかった…)のに私達がハマってしまいました。特に夫は、やたらと古墳ネタに詳しくなってしまいました。
群馬の古墳は勿論、各地の古墳の資料にも使えます。一通り遊びつくして、最近はアプリを開けることもなかったのですが、久しぶりに開けてみると「群馬HANI-アプリ」になっていました。
バージョンアップされている!
興味のある方はお試しください。

コメント

  1. はじめまして、こんにちは。明日香が実家の近くなので懐かしく読ませていただきました。キトラ古墳に行ったことがありませんが、青龍や白虎などの壁画があるなら、その頃から風水が導入されていたかとワクワクしました。いずれ帰省した折にでも訪問してみます\(^o^)/

    • 薬剤師A 薬剤師A より:

      はじめまして!コメントありがとうございます。
      ご実家の近くだったのですね。はい、古代の叡知に触れた気がしました。
      おススメです。(^^)/