いつの頃か、玄関先に蔓延っていたドクダミ。
春先には白い花が。

ドクダミは古くから民間薬として用いられ、十薬と呼ばれる生薬になります。
炎症の緩和、利尿や整腸に用いられます。
そうなると、いわば雑草でも引っこ抜くだけでは勿体なくて…。

取敢えず、無水エタノールにつけてチンキに。
花と葉は別々に。

葉は天日干しにも。
干し過ぎて、茶色に(^^;)。
でも、乾燥させた方が独特な香りが和らぐのでいいかな。

お茶にするつもりで作ったのですが、これだけで飲む気には…。あの香りを考えると…。
別に薬として飲もうとは思っていないし。
「美味しくなければ、薬膳ではない!」と言い聞かせ、いったん緑茶に混ぜてみました。
どちらも、清熱(余分な熱を冷ます)の働きがあるので、夏場にはピッタリ。

うん、香りは緑茶。後味ちょっぴりドクダミ風味。
夫にも、しれっと渡してみた。
「ん?緑茶でしょ。…いや、これ何??」
…やっぱダメ?後味ビミョーでしたか。(本当にいつも、ごめん。)
そして、ドクダミのチンキ。

2か月後に濾したもの。
左が花で、右は葉。
原液はアルコールの臭いが強い分、ドクダミの香りは判らず。
取敢えず、葉のチンキで虫よけスプレー(買い忘れていたので)を作ってみました。

ドクダミ葉チンキを3倍程に希釈。
虫よけ効果があるゼラニウムの精油も加えました。これで、かなり香りが気にならなくなりました。
最近は少し庭に出るだけでも刺されて痒い思いをしていて、市販の虫除けスプレーを使っていました。
レジャー等で野山や草むらに行く際は、ディートやイカリジン配合の虫除けスプレーがよいけれど、庭の草抜きや水やりの時には、これで充分かな。思った以上に蚊が来なかったです。
そして花のチンキで、ボディローションを。
グリセリンと水を加えて、保険に?ラベンダーの精油も入れてみました。香りはボチボチ。

日傘忘れて火照った肌に良いかなと。
ドクダミには炎症を抑える働きがあるので、アセモや日焼けといった肌のトラブルにも良さそうですね。
湯船にも入れてみようかな。
とはいえ、熱を冷ますハーブならミントが、お肌のケアに使うハーブならローズマリーが我が家の庭にあるので…。
やっぱり庭先のドクダミは、草抜き対象かな…(^^;)。

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