秋の味覚で秋をのりきる

漢方

秋です。実家の母から秋の収穫物が届きました。

サトイモ サツマイモ

薬膳では、サトイモは脾胃(≒消化器)のはたらきを整え、食欲不振や疲労倦怠感を改善する食材といわれています。
そして、サツマイモは脾胃のはたらきを整え、気力・体力を補う他、むくみや便秘の改善も期待できます。

他にも奇妙な?ものが入っていました。

ハヤトウリ

母からの荷物には時折見慣れない農作物が入っています。
画像検索(便利な世の中だ)してみるとハヤトウリらしい。答え合わせも兼ねた母の話によると、ご近所さんからいただいたハヤトウリの一つを畑に植えてみたら、みるみる育ちドッサリ実ができてしまったとの事。

調べてみると(便利な世の中だ)、1株で100個以上なることから「千成り」とも呼ばれているそうで。豊産性が高いのは嬉しいかもしれないけれど、食べきれず扱いに困ってウンザリしている母の姿も目に浮かぶ…。

さて、ハヤトウリは熱を冷まし潤いを与える食材です。乾燥しやすく潤いが失われがちな秋に食すと良いようです。
ただ冷やす性質もあるので、暑さが残る初秋は良いにしても気温が下がりだす頃や冷えの強い方は、摂り過ぎには注意が必要かも。
浅漬け等、生のままで食すことも多いようですが、ここ最近は冷え込んできたので豚肉と炒めてみようかな。炒め物にも合うそうです。

ちなみに豚肉はビタミンB群が他のお肉よりも豊富で疲労回復に良いとされています。加えて薬膳の観点からは、潤いを与え、気(≒エネルギー)を補う食材です。

明日の献立は、豚肉とハヤトウリの炒め物とサツマイモの煮物、それから・・・。

秋の味覚を上手に取り入れて、ほっこりまったり、心も身体も潤いたいですね。

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