10数年前に憧れだけで買ってしまった夏着物。
箪笥の肥やしとなり、そのうち恒例の猛暑な夏が続き…。
このままでは本当に袖を通すことなく終わってしまう…。
ようやく思い切り、熱中症対策しつつ(漢方薬に手のひら冷却)お出かけ。
麻の素材のお陰か、思ったよりも暑苦しくない。
ちょっと発見!(^^)!
向かうは、特別公開中の先斗町歌舞練場。
京都五花街の一つで、芸妓さんや舞妓さんによる「鴨川をどり」が行われる場所です。


昭和2年に完成、当時「東洋趣味を加味した近代建築」と賞賛された建物です。


天井の漆喰装飾やタイルが特徴的な玄関ホール。
今でも現役の建物。
上り舞台は、何と手動。
客席・舞台・楽屋…と、一通り案内してもらいましたが、舞台は次の公演の準備をされていて撮影禁止でした。企業秘密ですね(^^;)
せめて、先斗町の紋章(千鳥)の入った提灯を撮っておけば良かったかな。
祇園甲部の花街芸術資料館で見た提灯はつなぎ団子の紋章でした。(「京の都で和の文化に触れる…花街芸術資料館へ行ってきた」)
花街の歴史や文化を知るには、こっちの方がオススメかも。
今回は歴史的建造物を楽しむ感じですね。
屋根には「蘭陵王」の舞楽面をかたどった鬼瓦が。外壁のタイルも見事です。

ベランダから眺めた鴨川。

カップルが写っていました。この暑いのに、あんな所で。
そう!流石、京都。老いも若きも、洋服も和服も、蒸し暑いこと…。
なので、かき氷。

少し渋めの抹茶蜜の上に生クリーム、中にはマスカルポーネチーズ。
マスカルポーネチーズの組み合わせは新しい美味しさだったけれど、練乳で充分かも。(超個人的感想)
しかし、冷たい物・甘い物・脂肪分…漢方的にはトリプルパンチですね(^^;)
さて、達成感と疲労感を背負って帰宅、着物脱ぎ捨て解放感に浸っていたところに、息子からのLINE。
「浴衣ありますか?」
花火大会に着ていくらしい。
譲り受けた浴衣、手入れしておいて良かった。

しかし、暑いだろうに、人混み半端ないだろうに…。
若いね、元気だね。
日本の夏を楽しんでください。
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