さて、富山旅行の続き。
富山旅行のきっかけは、夫の位置ゲームでした。(かなり安直)
「富山の薬売り」(「富山で薬の歴史をたどる」)は前から興味があったものの、後付けでした。
もう何年も遊んでいるらしい。その持久力、私にはない…。
何気に眺めると、未踏の近場は富山県。なので、決めました。富山旅行。
「富山の温泉といえば…宇奈月温泉?」と検索し始める二人。(これも安直)
興味深いお宿はいくつかあったのですが、“広告”の画像に釘付け。(ある意味Googleのカモ?)
これです。
「ちょっと幻想的じゃない?」
「(さらに検索続けて)雪の時なんて、すごくいい感じ。雪道怖くて行けないけど。」
「写真に騙されること多いけど、どっちみち温泉宿は、多かれ少なかれ“昭和”だし。(ちょっと意地悪)」
「口コミの評価も良いよ。知らんけど。(関西人夫婦)」
「ところで小川温泉って、富山のどこ?」
…調べてみると、宇奈月温泉から車でさらに30分ほど。許容範囲とお宿決定。
さてさて「富山の薬売り」を巡り終え、目指すお宿に。
宇奈月温泉駅を通り過ぎ、さらに車を走らせ、トンネルを抜けると…。
ぽつんと温泉宿。
そして開湯400年。なかなかの老舗?
去年友人と行った昼神温泉は、確か開湯50年程だったはず。(「星空の街、昼神温泉は我らと同世代でした!」)
チェックインを終えて、ネットで見た景色を確認しようと窓越に行き、目にした衝撃のモノは…。
(ちょっぴり閲覧注意)
カメムシ。窓ガラス、壁、ベランダの床…一面カメムシ。
正直、あの光景は私の写真の腕前では半分もお伝えできていない。(しなくてもいいけど)
チェックイン時「カメムシが大量発生していて、申し訳ないです。窓は開けないでください。お部屋にいたら、フロントまでご連絡を。」と説明を受けていたのですが、甘くみてました。
報道で見聞きしていましたが、家の近所では遭遇することなく、秋がピークだということも知りませんでした。
自然豊かな温泉宿、そういうこともあるよね。
ですが、意外にも(覚悟してたのに)大浴場や露天岩風呂にカメムシの姿はなく、柔らかいお湯を堪能できました。
そして、夕食。ここのお宿に決めたもう一つの理由は、献立に「白エビ」の文字があったから。
白エビって優しい甘さ。
他のお刺身も美味で、早くも日本酒登場。
全て旨し。
さらに「富山名物3種セット」(白エビ唐揚げ・ホタルイカ沖漬け・バイ貝旨煮)を追加。
日本酒も追加。
料理の旨さに加え、他のお客が食べ終えて部屋に戻りつつある中、チビチビ呑んでる夫婦に居心地の良い時間をくださったスタッフの方々にも感謝。
部屋でも第二幕。
売店で。結構色々なものが売っていて良かったです。
何せ、ホテルの外には何もないので。
デザートも美味。翡翠ジェラート。
地元のワカメを使ったミルク味がベースのジェラート。これまた地元のお菓子「ヒスイ羊羹」が賽の目状に刻まれて入ってます。
とにかく喰って、呑んだ…。息子が一人暮らしを始めるようになってからは、つられて食べ過ぎることもなかったのですが、久しぶりの危険な満腹感。
いつものように晶三仙®で食べ過ぎ対策はしていましたが、「かなり呑んじゃったよね。明日、大丈夫??」と二人で顔を見合わせる始末。
※晶三仙®と呼ばれる健康食品、山査子・麦芽・神麹で構成されています。全て消導薬(消化を助け、停滞している食物をなくす)と呼ばれている生薬です。
そこで、早速とりだした反魂丹。午前中に訪れた池田屋安兵衛商店で購入した中の一つ。
※越中反魂丹は生薬製剤。消化器のトラブルに用いられやすい黄連・千振・生姜に加え、肝臓の働きを助ける牛胆・ウルソデオキシコール酸で構成されています。
これ、本当に良く効きました。
お陰で朝食も美味しくいただきました。
その後は、歩いて10分程の所にある露天風呂へ。
良い天気に、良い風景。
屋外の露天風呂は二つ。女性専用の「蓮華の湯」と混浴の「洞窟風呂」です。
蓮華の湯は洞窟風呂より奥にあります。
自然の滝を眺めながら湯に浸かるなんて、素敵。そして、誰もいない。
でも、あまりに開放的で少し落ち着かない…。同性の友人と一緒なら楽しかったかな。
洞窟風呂には男女別れた更衣室があり、湯浴み着を身に着けての入浴です。
とはいえ、男性がいれば私が、女性がいれば夫が戸惑うかな…と思っていたのですが、こちらも貸し切り状態でした。
お蔭でゆっくり楽しめました。時々鳴り響く、動物除けの音には驚かされましたが。
そう、きっと人間よりも動物の方が多かったはず。
帰り道にも…。
道の真ん中にサルの親子。何故にそこでじゃれつくの…。
画像が不鮮明なのは、近くで撮る勇気がなかったので。
去ってくれるのをしばらく待っていたのですが、親ザルが寝そべった時点で覚悟を決め、目を合わさないように通り過ぎました。
…生き物万歳。
おまけ。
小川温泉の手前、トンネルを抜ける前にあるダム。
帰りに寄りました。
美しい風景を後に、帰路につきます。
寄り道の話は、また今度…。
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