先月、突然の報道。
すべて中国に返還へ・・・日本のパンダは上野動物園だけに
和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド (AW)」は24日、飼育しているジャイアントパンダ4頭全てを6月末頃に中国に返すと発表した。日本でパンダが見られるのは上野動物園(東京都台東区)だけとなる。 …読売新聞
「一番好きな動物は?」と訊かれれば、間違いなく「パンダ!」と答える私。
神戸ポートピア博覧会(というのが、あったのです)で、生まれて初めて人混みの中でパンダのお尻をチラリと見たのは、小学生の頃。
その後もパンダ見たさに、定番?の上野動物園にも王子動物園(神戸のパンダ「タンタン」が亡くなって、1年が過ぎました)にも行ったけれど、思い入れが強いのは、やはり白浜アドベンチャーワールド。
何度も訪れているレジャー施設は、ディズニーランドでもユニバーサルスタジオでもなく、アドベンチャーワールドでした。
コロナ禍で赤ちゃんパンダ(楓浜)に会いに行くことが叶わず、そうこうしているうちにお父さんパンダ(永明)は中国に帰り、その後永眠。
「そろそろまた行きたいな」と思っていた矢先の報道。
あまりの衝撃に、スケジュール調整。そして翌日に有休申請。(後日「パンダ休暇」と同僚に笑われる。)
行ってきました、白浜アドベンチャーワールド。

平日なのに、今まで見たことのない人混み。
並んでパンダ待ちは、彩浜が生まれて一般公開が始まった時だけだったのに。

先ずは良浜。
彼女が生まれた時にも来ましたよ。子パンダの可愛さを知りました。
竹を食べ食べ、サービス精神旺盛(と勝手な思い込み)なお母さんパンダとは対照的に娘パンダ達は爆睡中。



午前中の方が起きているパンダを目にできることが多かったので、寝姿でお別れかな…と思いつつ、一旦は他の生き物達ともご対面。


白浜は、ペンギンでも有名なのです。
パンダのおまけ(ごめんなさい…)に当たり前のように眺めていたコウテイペンギンだって、日本国内ではアドベンチャーワールドと名古屋港水族館にしかいないのです。
しかし、いつ見ても独特な直立不動…。何を考えているのだろうと思っていたら、大半は寝ているそうで。

イルカも随分と近くで見ることができました。
こちらのシャッターチャンスを気にしてくれているかのような泳ぎっぷりでした。
シャチがいなくなっちゃってから、イルカのショーに興味をなくしていた(ごめんなさい)のですが、久しぶりに観たら、イルカの数が増えていて壮観でした。
ウォーキングサファリは、今回が初めて。
何故なら、いつもの乗り物は長蛇の列だったので。(恐るべしパンダ事情。)



そして、パンダに戻る。
良浜は予想通り、お昼寝に突入。

顔見せて寝てくれているあたり、サービス精神旺盛…と思いたい。
しかし、何という寝姿。

パンダの立ち振る舞いって、妙に人間臭いところがあると思うのは私だけ?
時折、中に人間入ってるんじゃないかと思ったり。
子供のパンダの仕草も小さな頃の息子の姿と重なったり。それを言うと、息子は複雑な顔をしていましたが。
午前中も寝てたし、昼下がりは無理かな…と思っていたのですが、娘パンダ2頭はお食事タイムでした。


楓浜は初めまして…でした。
生まれてから1年間、毎日配信されていたアドベンチャーワールドの成長動画を観ていたので、ちょっぴり感慨無量。
残念ながら、彩浜は最後まで寝姿だけのご対面でした。
彼女だけ屋外にいたので、きっと暑かったのかなとも。(この日は気温30度を超える勢いでした。)
生まれた時はたったの75g。懸命に生きる姿が、同じく小さく生まれた息子と重なり(また息子の複雑な顔が思い出されますが)、私としては思い入れのあるパンダです。
当時の写真がこれ。奥は良浜。

大きくなったね。
あの頃のあれこれを思い出して、懐かしかったり、切なかったり。
思えば、私も遠くまで来たものです。
…なんて写真を眺めながらシミジミしているところに、また一報。
2025年6月末頃に帰国予定とお知らせしておりました、アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で暮らす4頭のジャイアントパンダ「良浜(らうひん)」「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」「楓浜(ふうひん)」の中国への帰国日が、6月28日(土)に決定いたしましたのでお知らせいたします。 …アドベンチャーワールドHP
やっぱり寂しいけれど、色んな事情があるよね。
でも、あれだけのパンダスペースがあるアドベンチャーワールドはこれからどうなるのかな。
ずっと楽しませてくれたレジャー施設、パンダが帰った(いや、日本生まれなのにと思うけれど)後に訪れてみようと思っています。
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