先週末、子育てイベントのマルシェにて…。

「漢方的体質チェック」で参加させていただきました。
日頃のご体調や気になる症状をチェックシートに記入していただき、漢方的にみた体質の傾向をお話します。
漢方では、体を構成する気・血・水のバランスから、大きく7つの体質(傾向)に分けていきます。
ざっと挙げると
気虚
気滞
血虚
瘀血
水滞
陰虚
陽虚
です。
ヒトの体は複雑なので、1つの体質(傾向)だけではなく、混雑していることが多いです。
これらを総合的に判断して、生活の工夫(養生)をお伝えします。

…こんなことを、お外でやっていました。
色々な方に興味を持っていただき、楽しくお話できました。
実は、こうしたイベントは初めての体験でした。貴重な時と場をくださったあんじぇぴーすさんに感謝です。
漢方薬をのむ前の養生も“漢方”です。
実は、漢方とセルフケアはとても親和性が高いのです。何故なら、漢方は医学の技術が未発達な昔々に「どうして病気になる?」「どうしたら元気になる?」を観察に観察を重ねて導き出された方法だから。自分でできちゃったりするのです。
漢方の輪が広がることを願っています。
もう一つの体験は、お隣のブースの心肺蘇生体験。胸部圧迫+AEDの使用法を紹介されていました。
数年周期(!!)の救急救命講習で胸部圧迫は経験させてもらったけれど、AEDは誰かが体験するのを遠巻きに見ているばかりだったので、手に取らせてもらったのは初めてでした。
丁寧に教えてくださった奈良からさかすさんに感謝です。

119番かけてから救急車到着まで、平均10分程。それまでに出来ること…。
興味深かったのは、救命救急の現場に居合わせた人の心のケアも始まっていること。
大切なことです。
そして、学校にも出向いて、子供達にも心肺蘇生について伝える活動もされているとのこと。
自分を含めた大切な人の命を守る力を子供達に。
学校薬剤師が行う「お薬教室」や「薬物濫用防止教育」とも通じると感じました。
漢方の知識も心肺蘇生の経験も、後からくる「知っていれば…」のやるせなさをなくす為のものかもしれません。
後ろ向きに歩く性分な私はそうでした。
知っていれば、息子は「お兄ちゃん」になれたのかな…。
知っていれば、心身共に健やかに、のびのび子育てできたかな…。
知っていれば、プレ更年期の不調で家族に迷惑かけなかったかな…。
今でも、ふと思い出して叫びたくなる程やるせなかったり、申し訳なく思うことがあるけれど、そんな時はこうも思います。
グルグル思考は、気血の足りない証拠。
棗でも食べて、さっさと寝ちゃえ。
…これも“漢方”かな。
あなたも私も、健やかな毎日を…。
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