正倉院 THE SHOW に正倉院展 念願のグラスに会ってきました!

日々の暮らし

東京で開催されている(もうじき終了かな)“正倉院 THE SHOW”。
私は夏の暑い日に大阪展へ足を運びました。

正倉院 THE SHOW

開催前から話題となっていたのですが、「でもレプリカだけで、ホンモノの展示はないしね〜」なんて、夫と話していたのですが…。

結局、足を運んだ二人。

螺鈿箱 正倉院 THE SHOW

美しい螺鈿細工の再現。

螺鈿紫檀五弦琵琶 正倉院 THE SHOW

歴史の資料集でお馴染みの琵琶のレプリカ。

ホンモノの正倉院展は年に一度で2週間程の開催です。これには訳があって…。
正倉院宝庫は毎年秋に勅封が解かれ、宝物の点検が行われます。その時期に合わせて、宝物の一部が一般公開されるのです。

勅封 正倉院 THE SHOW

勅封…天皇の命によって封を施す制度。天皇の許可なしには決して開かれません。
開封にも閉封にも天皇の勅使が立ち会います。
宝物を守り抜く強い思いすら感じます。

大仏開眼の筆…のレプリカ。


黄熟香おうじゅくこう蘭奢待らんじゃたい)のレプリカ(くどい??)。
あの織田信長公が切り取ったことで有名な天下第一の名香です。
“正倉院 THE SHOW”に惹かれたのは、この蘭奢待の香りも再現されたから。

ほのかに甘い良い香り…としか表現できない自分の言語能力が恨めしいのですが、このクンクンの為に足を運んだと言っても過言ではない私達、力いっぱいクンクンしてきました。

もう一つ、足を運ぶきっかけになったのが、この瑠璃杯るりのつき。(くどいのですが、レプリカ。)

資料集の写真を見て、昔々にこんなに美しいものが創られ遺っていることに感動した小学生の頃。
正倉院展に行けば観れると喜び勇んで行ったものの、毎回出展される訳ではないと知った数年前。
それ以来、「あの青いグラスが出展されたら絶対行く!」と公言していたのでした。
その思い入れのある瑠璃杯。レプリカと侮ることなかれ、いやはや美しいのです。

瑠璃杯に限らず、現代の名工が精巧に再現した宝物の数々は素敵で、デジタル技術とのコラボも楽しいものでした。

そして、出口には。

そう!待ちに待った瑠璃杯(のホンモノ)が正倉院展に登場するのです!
お会いします~。

…という訳で、お会いしに行きました。
蘭奢待と瑠璃杯の前は、流石の人だかりで。
照明の効果もあるのでしょうが、時を経た瑠璃杯の輝きは独特の雰囲気がありました。
公言通り、会えて良かったです。

おまけ。
日本の文化を感じた後は、やはり日本酒。


正倉院 THE SHOWの帰りに寄った“日本酒原価酒蔵”。

定番から見知らぬ日本酒まで…。楽し過ぎ。
そして、日本酒に合うチーズの盛り合わせが最高で。旨い勉強になりました。

正倉院展の帰りには“蔵元豊祝”。奈良の酒造による居酒屋さん。
日本酒にもチーズが合うとの学びを大切に頼んだ“和風チーズ”(クリームチーズに葱といぶりがっこが)が美味。
自家製酒粕すじ煮込みも日本酒に合う合う。

色んな意味で、ご馳走さまでした。

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