馬路村旅行の計画で「他にどこ行く?」と、出し合った案。
私「香川の法然寺!」
夫「高知の伊野商業高校!」
伊野商業高校??
不思議がる私に高校野球好きな彼が語るには…。
40年前の選抜高校野球。
強豪PL学園の清原君を一度も打たせなかった凄いピッチャーがいた高校。
…らしい。
マニアな話(^_^;)
行くだけでいいのね。
新しい校舎だと思うけど。
…で、行ってみた。


良かったね。
ぶらぶら歩いていると…。

…ほめ言葉のシャワー?
高校見ただけじゃあね…と寄ったのが、紙の博物館。

土佐和紙の歴史が学べます。
和紙を作る工程。



以前に別の場所で紙漉き体験はしたことがあるのですが、紙漉きの道具も伝統工芸なのですね。


紙で糸を作って…こんなに色々な物ができるなんて、驚き。



職業柄?、興味深かったのは薬袋紙。

薬袋紙は江戸時代に土佐藩の特産として幕府に献上されていた紙です。
防湿性できめ細かくて香りを逃さないのが特徴。薬を入れるのにピッタリ。製法は秘密とされ、土佐藩以外での販売も禁止されていたとか。
実はこの晩、うまじ温泉で出会った方に「伊野町に行かれた?何をしに?」と意外な顔をされてしまったのですが、夫は高校野球の思い出に浸れたみたいだし、私も思いの外楽しめました。
…そう、ほめ言葉のシャワー\(^o^)/
さて、私の推しは…。
昨年、京都国立博物館で開催された「法然と極楽浄土」で展示されていた立体涅槃図。


香川の法然寺の仏様でした。
是非とも、もう一度!
香川なら、昼ご飯はうどんでしょうと思っていたら、地方のニュースで「うどんサミット」が開かれていると知り…。

行ってみました。
ご当地うどんが食せるとのこと。
でも、でも…(ToT)
食べようと決めていた、島根の出雲うどん(揚げたうどんに小豆雑煮をかける…という、ビックリなメニュー)と香川の讃岐うどんは売り切れ。
残念無念。
香川に来て讃岐うどんを食べないのは如何なものかと、近くのお店に急行。

美味しくいただきました。
気を取り直して、法然寺へ。

意気揚々と拝観申し込みに寺務所へ伺ったのですが…(ToT)
「只今、三仏堂(涅槃堂)は入れません」
えっ?立体涅槃図、拝めないの??
念の為にホームページを確認してたのに、そんな情報見つけられなかったのですけど…。
でも、あとからサイトマップからの“お知らせ”を見て…。
京都国立博物館から九州国立博物館への“ご出張”を終えられ、帰ってこられたばかりの一番間の悪い時でした。
残念無念。
またの機会に…と、本堂のお詣りだけさせてもらい、御朱印をいただきました。
そこに書かれていたのは「倶会一処」。
倶に(ともに)、一つの処(ところ)で会う。
阿弥陀様のお浄土で共に会わせていただく、という意味だそうで。
旅の最後に温かい言葉をいただきました。
2025年もあと僅か。
色々あったけれど、それでも大切な人達と過ごせた時間に感謝して。
来たる年も、きっと色々あるだろうけれど、感謝を忘れずに。
倶に一つの処で出会うまで。
皆様も良いお年を…。


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