学校薬剤師と照度検査

学校薬剤師

学校の環境衛生検査の一つに「照度検査」があります。

照度計
照度計

照度=明るさの検査です。

適切な明るさの中で、子供達が勉強できているかチェックします。

教室内の照度の下限値は300lux(ルクス)です。コンピューター室等ディスプレイを使う部屋では500〜1000lux程度が望ましいとされています。

暗過ぎる所・明る過ぎる所では、眼精疲労を引き起こします。

ただ、昔から「暗い所で本を読むと目が悪くなる」といわれているものの、目が悪くなる(=視力がおちる)事と部屋の明るさに明確な関連性はないといわれています。

だからといって、「暗い所でも大丈夫!」ではありません。

暗い場所で物を見ると目が疲れやすくなります。

また、暗いが故に近くで見ようとします。この「近くで物を見続ける」行為は近視の進行の原因になります。(ゲームやスマホ・タブレットが子供の目に良くない訳ですね。)

ところで、照度に関して学校以外で注意が必要な場所があります。

それは、リビングです。

低学年のお子さん程、リビングで勉強されているのではないでしょうか。

リビングの照度は結構低いです。

我が家でも試しに測ってみましたが、200lux(ルクス)前後でした。

リビングでの勉強には是非デスクライトをお使い下さい。

学校でもお家でも、子供達が安心・安全な環境で過ごせる事を願っています。

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学校薬剤師
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薬剤師A

漢方を志す、子育て卒業間近の薬剤師。
製薬会社から調剤薬局・学校薬剤師を経て今にいたる。
京都府内の微妙に田舎な地で家族3人暮らし。
興味の赴くまま、あちこちに出没します。

薬剤師Aと漢方な日々

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