大和当帰の定植作業が体験できると、さとやく(佐藤薬品工業)さんを訪ねました。
さとやくさんの中にある和漢薬研究所。いつも色々なイベントで楽しく学ばせてもらっています。●こちらの記事もどうぞ●
・大和当帰に触れて学ぶ ~大和当帰湯もみ作業体験に行ってみた!~当帰に触れて学ぶ ~大和当帰湯もみ作業体験に行ってみた!~
・漢方的?収穫体験 大和当帰葉を楽しみつつ考えたこと
大和当帰は、種をまいて育てた苗を選別して定植していきます。
大和当帰の薬用使用部位は“根”。
定められた基準を満たす、良質な根を育てる為の大事な選別です。
この時点で大きい根の苗は、しっかり定着するものの葉ばかり育ってしまいます。小指ぐらいの太さが良いそうです。

品質の良い“馬尾当帰”にするには側根を増やすことも大切です。
当帰の根が長く生長するように、角度をつけて定植します。
これらは全て、手作業。腰が厳しい…。

当帰は婦人薬に使われる生薬の一つで、当帰芍薬散や四物湯など、様々な漢方薬に含まれています。
●当帰については、こちらの記事もどうぞ●
お気に入りの薬味から生薬を考える 〜当帰について〜
国内生産全体では、栽培しやすい品種である北海当帰が北海道を中心にして栽培されていますが品質は大和当帰の方が良いとされています。
大和当帰は、栽培の発祥は大和や山城地方ですが、現在の主な生産地は群馬県だそうです。
とはいえ、国内で使用される当帰の約8割は輸入品です。
安価な輸入品の台頭や高齢化で栽培面積は激減し、近年ようやく回復傾向にあるものの、その多くは数年かかる「根」ではなく、年に数回採れる「葉」の収穫が目的となっています。
医薬品の供給不足が続く中、原料を海外に頼る現状を打破しようと、各地で生薬の国内栽培が試みられています。
色々な課題がありますが、国産生薬の普及を引き続き応援していきたいです。
いただいた苗はその日のうちに我が家の庭に。
隣には2年前にいただいた苗もワサワサ葉っぱを揺らしています。今年はハーブソルトに挑戦しようかと。
楽しみです。


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