知らない人はいないといってもよい清涼飲料水「コーラ」。
「身体に悪い」といわれる代表格ともいえる飲み物でもあります。
ですがコーラの生みの親が薬剤師であったことは、ご存知でしょうか?
1886年(明治19年)のある日、ジョージア州アトランタでまったく新しい飲みものが誕生しました。生みの親は市内で薬の製造・卸売業をしていた薬剤師のジョン・S・ペンバートン博士です。飲み物の研究を行っていて、このシロップの誕生となりました。
Coca-Colaよくあるご質問より
当時は、コーラナッツ(コラノキの実の総称。カフェインが含まれています。)やハーブ、スパイスを漬け込んで作ったのですね。日本にも大正時代に登場していたのは、驚きです。
1898明治30年ペプシコーラ誕生。米国ノースカロライナの薬剤師キャレブ・ブラッドハムが調合した消化不良の治療薬がペプシコーラのルーツ。主にコーラナッツ、バニラビーンズ等を原料にしたもので、”Brad’s Drink”(ブラッドの飲み物)と呼ばれる飲料として薬局で製造、販売された。後にコーラナッツと消化酵素のペプシンから「ペプシコーラ」と名付けられた。
pepsiホームページより
「ペプシ」の語源が消化酵素とは…。初耳でした。
今では「砂糖と添加物の塊」(でも、魅惑的な味なのですよね。特に子供達には。)とまで言われてしまうコーラですが、昔はちょっとした健康食品?だったのかな。
こちらの「おにみみコーラ」も、奈良の製薬メーカーの薬剤師さんが考案されました。
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炭酸水で割っていただく、クラフトコーラです。
三温糖・レモン果汁にスパイス・ハーブがブレンドされています。
その中にはジンジャー(生姜)やシナモン(桂皮)、チンピ(陳皮)も。
…生薬ですね。身体を温め、気を巡らせてくれます。
気になるお味は、何だか懐かしい身体に良さそうな味。(超個人的かつ感覚的感想…。)
でも生薬のイメージからは遠く、飲みやすいです。ハーブティーよりも美味しくいただけると思います。
いつものコーラとは、別物だけど…。
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奈良はその昔、推古天皇が薬狩りをされた時から薬と縁のある土地。趣きのある飲み物でもあります。
ところで最近、道の駅やサービスエリアでクラフトコーラが並んでいるのを目にするようになりました。ご当地クラフトコーラ、流行っているのでしょうか?
ちょっと興味津々です。
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コメント
確かに最近クラフトコーラって流行ってますよね。
私はアルコールが入った方が好きなので、飲んだことないですが…(^-^;
お酒を飲まない人にとっては、アルコールのような感覚?なのかな??
そうかもしれないですね(^o^)
私もお酒飲むヒトなので、多分ですけど(^_^;)
なので、tabisurueiyoushi様のコメントを読ませていただいて「あっ、クラフトコーラをお酒で割っても良いかも」と思いました!!