8月…。まだまだ続く夏休み。
毎日子供が家にいる…面倒で、でも楽しい日々だったと、今にして思います。
メリハリつける為、科学に興味を持ってもらいたい親心、でも究極的には自分がやってみたかったりする“科学あそび”に重宝したのは、こちらの本。
今や自由研究もAIがお手伝いしてくれる時代のようですが、そんなものはない古き良き(と思いたい)時代、親子で眺めて「これやってみたい!」と言い合っていました。
その他にも楽しんだ“科学あそび”をご紹介します。
(1)色を楽しむ系①(酸性・アルカリ性の実験)
赤キャベツの色水が酸性の液体(酢やレモンの搾り汁など)やアルカリ性の液体(重曹や石鹸水など)によって色が変わっていくのを観察する、ある意味“定番”の実験。
赤キャベツみたいな洒落た?野菜を普段買わない我が家では、巨峰の皮をひたすら冷凍庫に溜めて色水を作りました
アントシアニンを含むものなら何でもできるかと思います。紫蘇ジュースをつくった時に当時を思い出し、懐かしくなりました。(「今年も作った紫蘇ジュース 或いは香りは気を巡らせるお話」)
(2)色を楽しむ系②(ヨウ素デンプン反応)
ジャガイモやパン等、デンプンを含むものにヨウ素液を加えると紫色になるのは、小学校でもお馴染みですね。家ではポピドンヨードうがい液で代用できます。この反応は食器洗浄の残渣確認にも用いられます。(「学校薬剤師と給食…学校薬剤師は給食調理室にもお邪魔します 」)
(3)色を楽しむ系③(玉ねぎの皮を使った染めもの)
玉葱の外皮の煎じ液とミョウバンで染め物ができます。
家で染めたハンカチは早い時期に色褪せてしまいましたが、学校で染めた袋は今でも健在です。学校の指導力?には敵いません。
(4)分解を楽しむ(自転車の解体etc.)
体の成長と共に使わなくなった小さな自転車を息子が「分解してみたい」というのでトライしました。完全文系の夫と機械音痴の私では、意義のある手助けはできませんでしたが…。
その点、親子教室として行われた某学習塾の時計の分解、某空調メーカーのエアコンの分解は、流石に興味深かったです。
ですが、面白かったのは私だけで、「自分で好きなようにしたい」当時の息子は窮屈だったかもしれません…。
(5)夏の暑さを利用して(車内温度を調べてみた)
夏休みの宿題でもある自由研究。クルマ好きの息子は車に関することなら前向きに取り組める(それ以外は…)ようで、真夏の車内温度を条件を変えて実際に測定しました。
当時、車内に置き去りにされた子供の痛ましい事件が度々報道されていたのもきっかけの一つでした。サンシェードを使っても、温度の上昇は防げませんでした。傍で見ていても暑い実験でした。
(番外編)慌ててやった私の自由研究
そう言えば私もやったな…と思い起こすと、夏休みは毎年計画倒れ、いつも最終日にあたふたしておりました。
自由研究も然り…。
8月31日の部活帰りの夕暮れに、家の周りを走って脈を数え、休憩してから脈を数え、階段上り下りして脈を数え、休憩して脈を数え…で「脈拍の違い」を自由研究として提出。手っ取り早くて良かったけれど、そもそも部活でクタクタの時点でいつもと違う脈拍だろうと、今にして思います。
最後に
思い出のまま、つらつらと書き綴ってしまいました。
その他にも「親子〇〇教室」なるものに参加したり、結構色々な事をした(と思う…)我が家。
でも、一番楽しかったのは私かもしれません。エアコンの解体もダム見学も展望台での天体観測も、子供の為の夏休み企画であって、大人だけで行こうと思うと中々…です。
“今”に夢中な息子、当時の記憶は年々断片的になっています。私達だってそうだったのですから、当たり前です。
そう考えると、“思い出づくり”は子供の為でなく、親の為なのかなとも思います。少なくとも、私達夫婦は息子の幼い頃ネタさえあれば、会話が途切れることはないかなと。
それでも、断片的な記憶であっても、幼い頃の経験が息子の中の深いところで根づいてくれていることを願っている今日この頃です。
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