七夕と漢方

漢方

今日は七夕です。
「七夕に素麺」と言われるようになったのは、いつの頃からでしょうか。
私が子供の頃にはなかったような・・・。7月7日は「素麺の日」らしいです。
バレンタインのチョコレート、節分の太巻きと同じ類でしょうか?
お店には「七夕に笹餅」の貼り紙も。
「和菓子屋の陰謀?」(お口悪くて、ごめんなさい)と言いつつ、欲しくなった時には見当たらず、葛餅で我慢。

葛餅 七夕

七夕で先ず思い浮かぶのは「織姫・彦星」のお話ですね。
そして、七夕は五節句の1つでもあります。
節句とは、季節の節目となる日です。陰陽五行説が由来とされています。(「中医学 事始め② ~世界は陰陽五行でできている?~」)


いよいよ(というより、本当に)夏本番です。
夏は五行説では「火」に属します。「陽」が最も多い時期です。
さらに、汗をかくことで「陰」に属する津液(身体の水分)を失い、それと共に気(エネルギー)も消耗します。
このバランスを整えることが大事です。
熱を冷まして体内を潤し、水分代謝をあげるトマトやナス、キュウリ等の夏野菜(「夏野菜で元気に過ごそう!」)や気を補う枝豆やカボチャを上手に献立に使うと良いです。

適度に汗をかくことは大切ですが、汗のかき過ぎは好ましくないです。
特に五臓の「心」(循環器や精神の機能を司ります)に負担をかけてしまいます。心に不調が生じると動悸や不眠を生じます。
心に負担をかけないよう、焦ったり慌てたりせず、きちんと休息をとりたいものです。

夏の養生で猛暑を乗りきりたいですね。

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