「喉が痛い。咳もでる。」と騒ぐ息子の為にハチミツ大根を作ってみました。
1cm角に切った大根に蜂蜜をタップリ注ぎ、ひたひたに。
半日程おいて出来上がり。
できたエキスをスプーンですくっていただきます。
お湯で割っても美味。
薬膳の観点から、喉や肺に潤いを与え、咳を抑える…といわれています。
そして…。
大根→消食・化痰・利湿・生津(消化不良・痰の出る咳・喉の乾きに)
蜂蜜→潤燥・止咳・通便(皮膚の乾燥・咳・便秘に)
物心ついた頃には寝込むほどの不調が数える程しかなく、だからこそ少しの体調変化で大騒ぎする息子。
なのに、「病院?行っても同じだし。」と。
そうかもね。
おまけに、咳止めや痰切りの薬の品薄感は日に日に強くなっていて、我が息子よりも必要な人に使ってもらいたい。
咳は本来、気道の異物を除去しようとする生体反応です。
風邪による咳は概ね数日で回復するものです。風邪薬が治しているのではありません。身体が本来もつ自然治癒力のお蔭です。
ですが、咳が長引くと体力を消耗し、他の症状を引き起こす恐れがあります。
そうした場合には咳止めや痰切りの薬が必要になってきます。
報道で耳にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今や、本当に必要な人達に薬をお渡しできない状態になりつつあります。
体力がある、基礎疾患がない…等、リスクの低い方の風邪は、食養生やドラッグストアの薬(漢方薬もおススメです)で様子をみてはいかがでしょうか。
地域によって事情が異なるとは思いますが、咳止めに関しては市販薬の流通の方が良いです。医院や調剤薬局にない咳止めがドラックストアに並んでいたりします。
「病院に行かなくても、風邪は治せる」と気づくキッカケになるかもしれません。
取り敢えず息子には、ハチミツ大根を舐めて、おとなしくしといてもらいましょう。
ついでに勤務先で取り扱っているノド飴も渡しておきます。
我が家のお気に入りは、写真右の金銀花のど飴。
金銀花は喉風邪に使われる銀翹散に含まれている生薬です。
写真左のノド飴もパッケージに惹かれて買ってみました。
「桔梗と甘草?桔梗湯か!!」と息子。
…はい良く出来ました。
必要な人に、薬が届きますように。
その他の人に、薬に頼らない暮らし方を知ってもらえますように。
ご注意!
1歳未満の赤ちゃんには、蜂蜜を与えないでください。
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