お香を扱う松栄堂さんの香りのミュージアム“薫習館”。
所用で四条に行った際に立ち寄りました。

一歩踏み入れると良い香りが。
そして白檀の大木。ツルツルしてる。

こちらも香りのBOX。

ボトルで香りの違いも楽しめます。

江戸時代のお線香の製造工程も。



貴重な香木、沈香。
熱帯雨林の樹木。樹木に傷ができた際に分泌される樹液が樹脂に変化し、長い年月をかけて香りを放ちます。

桂皮。シナモンですね。
定番の良い香り。

麝香。ムスクですね。ジャコウジカの雄の香嚢。
何気に嗅いで、動物臭さにむせてしまった。
“強い香りに注意”を見落とした私…。
“そのままでは不快な刺激臭ですが、千分の一くらいに薄めると、優美で官能的な香りがします”とも書かれていました。
ちゃんと見ろ、私…。
桂皮や麝香は、漢方薬の原料としても用いられます。
他の香料の原料も漢方薬に。
展示されていた大茴香や藿香は、芳香性の健胃薬に。脾(≒胃腸)に働きかけてくれます。

漢方では、香りは気を巡らせるアイテムです。
気の巡りが悪くなると、イライラしたり、気持ちの浮き沈みが激しくなったり、腹部膨満感や頭痛がしたり…、様々なトラブルとして表れてきます。
ゴールデンウイークが過ぎ、頑張り過ぎの疲れが出やすい時期です。
好きな香りで、ホッと一息…おすすめです。

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