目の話 ~お年頃の眼鏡から~

日々の暮らし

夫が眼鏡を新調しました。

跳ね上げ式メガネ

何の変哲もない眼鏡ですが・・・。

跳ね上げ式メガネをかけて遠くを見る場合

  

跳ね上げ式メガネ レンズを跳ね上げて近くを見る

メガネを外すことなく、裸眼でスマホや書類を見る事ができます。要は老眼対策。

そういうお年頃なので。

「レンズはブルーライトカットにしますか?」と店員。

いやいや、スマホ見る時に使わない(老眼だもん)から要らないでしょう。

・・・奇しくも日本眼科学会他6団体が共同で「小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見」を公開しました。

ブルーライトは可視光線の一部(波長 380~495nm 前後の青色成分)であり、太陽光や電球から出る光に含まれています。近年、デジタル機器の普及に伴い、液晶画面から発せられるブルーライトについての議論が盛んになってきました。その中で、小児にブルーライトカット眼鏡を装用させることを推奨する動きが一部にありますが、我々は以下の科学的観点からそれを危惧するものであります。
現在、一般に販売されているブルーライトカット眼鏡は、デジタル端末使用時の睡眠障害や眼精疲労の軽減、また眼球への障害を予防すると謳っています。このうち、いわゆる体内時計とブルーライトの関係についてはいくつかの論文があり、夜遅くまでデジタル端末の強い光を浴びると、睡眠障害をきたす恐れが指摘されています。従って、夕方以降にブルーライトをカットすることには、一定の効果が見込まれる可能性はあります。しかしながら、その他の点はエビデンスに乏しく、いくつかの問題点があります。
(中略)
以上から、小児にブルーライトカット眼鏡の装用を推奨する根拠はなく、むしろブルーライトカット眼鏡装用は発育に悪影響を与えかねません。偏りのない情報と充分な科学的根拠に基づいて、小児の目の健康を守って頂くことを願います。

小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見

ブルーライトカットのレンズは紫外線もカットするタイプがあります。

そして紫外線は水晶体に影響する為、白内障のリスクファクターとなります。

一方、紫外線には近視の抑制効果が期待でき、特に子供の近視抑制に屋外活動が推奨されています。

ブルーライトカット眼鏡による眼精疲労への効果に疑問を呈する報告についても書かれていましたが、我が夫も含めて「PC眼鏡で目の疲れが軽減した気がするけど、気のせい?」という方もいらっしゃるでしょう。他人が「気のせい」と断じても、ご本人が楽さを感じているのなら「効果がある」と言ってもいいと思います。ただ、私は見え方が変わるせいかPC眼鏡を使った方が目が疲れやすいです。

個人的には「黒か白か」と決めつけられる問題ではなく、更なる報告とその人の環境に応じた判断が必要な問題だと考えています。

薬局でも「偏りのない情報」をお伝えしていきたいと思っています。

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