先日訪れた明日香村の農産物直売で。
自然薯です。山芋の中ではスーパーだと長芋が多いから、久しぶりに見た…と迷わず購入しました。
長芋に比べて粘りが強く、コクのある自然薯。休みの日に出し汁と合わせて、すり鉢でゴリゴリしてとろろ飯♪…と想像を膨らませていたのですが…。
切ってビックリ紫色。
なんで?腐らせた?…と、ちょっと混乱。
気を取り直してネット検索(便利な世の中だ)すると、「紫山芋」なるものが存在することが判明。
そ~いうことにしておこう。
初心貫徹?で、「とろろ」にしてみました。
なかなかエキセントリックな「とろろ」です。
ハロウィンの献立なら使えたかな。(したことないけど。)
粘りや風味の強さは長芋と自然薯の間ぐらいで、私は「あり!」だったのですが…。
「色が…」と息子。
「何だかを生臭い(どういうこと?エグみ?)」と夫。
…絶不評でした。(涙)
仕方ないから、試みに残った「とろろ」と卵・刻んだ葱と生姜・片栗粉を混ぜて揚げ焼きにしてみました。
これは二人にも好評で、私の評価も「あり!」から「大いにあり!!」に。
山芋は「山のうなぎ」とも呼ばれ、胃腸を元気にし精をつけてくれる食材です。
漢方でいうところの「脾」や「腎」に働きかけてくれます。「山薬」と呼ばれる生薬にもなります。「腎」は冷えに弱い臓器です。
「腎」を養う山芋に温める働きのある葱と生姜を使って、冬への準備ができますね。
…後出しジャンケン的薬膳でした。
こちらは先手必勝薬膳かな?
山芋と一緒に購入した山盛り生姜。
昨年と同様、乾姜(あくまでモドキですが)を作ってみようかと。(「ポカポカ食材(と言われている)生姜の正しい?使い方」)
生姜は熱を加えることにより、温める働きが強くなります。
しっかり身体を冷えから守って、冬を元気に過ごしたいですね。
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