スーパーで目にした袋いっぱいの紫蘇。
思わず購入。昨年に続き、今年も紫蘇ジュースを作りました。
最後の写真・・・煮出した後の紫蘇の葉って、何だか捨てるのが勿体ない感じなのだけど、食べても何の味もしません。佃煮を作る人もいるらしいけれど、多分作っても食べない気がする…。
台所いっぱいに紫蘇の香りをさせた後の出がらしだものね…。
生薬としての紫蘇(蘇葉といいます)の効能については、以前(「しそジュースを作ってみた!」)にもお話しました。
胃腸の働きを良くする作用、気の巡りを良くして気分を落ち着かせる作用があります。食あたりにも応用されます。
紫蘇に限らず香りの良いものは気の巡りを良くするといわれています。
紫蘇の他に、ミツバやセロリ、レモン・オレンジ等の柑橘類、ジャスミンやミント等のハーブ類がオススメです。食する以外に、お好みのアロマオイルで香りを楽しむのもよいです。
漢方では身体を構成する「気・血・水」のバランスを大切にします。(「中医学 事始め③ 〜人の身体は気・血・水で動いている?(気血水弁証)〜」)
気の巡りが悪くなって起きるトラブルとして、イライラ感等の情緒不安定・お腹や胸の張ったような痛み・喉がつまったような感覚…があげられますが、放置しておくと血や水の巡りにも影響してしまいます。
湿度が高くなる季節は、水の巡りが滞りがちとなります。水の巡りが悪くなると、むくみや胃の不調を起こしやすくなります。
そうならぬよう、気の巡りのケアも大切に。
…なんて小難しい事を考えず、ただ美味しい紫蘇ジュースを楽しむだけで十分かも。
楽しい気分は、気を巡らせてくれそうです。
おまけ。紫蘇ジュースのもう一つの楽しみ方。
紫蘇ジュースを作る時には、仕上げに酸味のあるもの(クエン酸やリンゴ酢等。私は去年は酢で、今年はレモン汁を使いました。)を加えます。
すると、鮮やかな赤色に。
そして、これに重曹を加えると青紫に。
赤しそに含まれるアントシアニンという色素の酸性下(酢やレモン汁)やアルカリ性下(重曹)でおこす色調変化ですね。
親子でできる台所での化学実験です。
図鑑や科学教室等では赤キャベツを使っていることも多いです。
息子が小さい頃、我が家では巨峰の皮をひたすら冷凍庫でストックし続けて試しました。
「わぁ!」と言う子供のキラキラした目や笑顔も楽しい気分の一つですね。
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