雑草という名の草はなく…だから雑草を食べてみた

漢方

実家の畑の草むしりで見つけたスベリヒユ。

食べられると聞いて、いつか試したいと思っていたのに、生育条件が合わないのか、我が家の庭ではお目にかかれずでした。「こんなの、どこにでも生えてるでしょ」と呆れる母を尻目に採取。

湯がいて水にさらし、かつお節とだし醤油でお浸しに。

少しネバネバの食感。クセのないお味。…イケます。

「また雑草を食わす気かい!」と息子。
確かに、カラスノエンドウを天ぷらにしたことあったな…。(「放置状態の春のお庭を楽しむ」)
しかし息子よ、「雑草という名の植物はない」は偉い方のお言葉なのだよ。

スベリヒユは、馬歯莧ばしけんとも五行草ごぎょうそうとも呼ばれる生薬でもあります。熱を冷ます作用や止血する作用をもつので、炎症性疾患や出血性疾患、感染症に使われます。
日本では健康食品の扱い。粉末タイプの五行草茶があり、胃腸や皮膚のトラブルでお悩みの方が健康茶として飲まれています。

スベリヒユの薬液を湿布にして皮膚のトラブルに用いることでも知られています。
「虫刺されの痒みがぶり返して、まだ治らん」という息子。なんというタイミング!!
ここぞとばかりに湿布を薦めたのですが…。
「結構です!」と。
…だよね(^_^;)

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