常備蓄としての豆腐を考える

日々の暮らし

少し前の防災イベント(今や、行われなくなってしまいましたね・・・)で紹介されていたのが、常温長期保存可能なお豆腐。

絹しっかりとうふ 森永 常温保存可能品

防災の備蓄は勿論の事、キャンプに持って行くのも良しですね。非常時に食べ物が喉を通らないような状況になっても、お豆腐なら食べられるかも。
気になるお味は・・・ごく普通のお豆腐です。(あくまで個人的感想。)

「長期保存」のメリットだけで手にしたものの、お味にも感心したのはこれ。(あくまで個人的感想。)

なめらかとうふ 明治

大豆のほのかな甘みが驚きでした。結構おススメ。
但し、こちらは冷蔵保存。でも長期保存タイプなので、自宅待機を余儀なくされる事が十分あり得る昨今ではストックしておくのも良いかもしれません。

豆腐は低カロリーで消化吸収しやすい良質なタンパク質が豊富な食品です。
随分と前に、薬局の患者さんに「お肉の代わりに豆腐を食べるようにしてから、血圧とコレステロール値が下がってきた。豆腐にそんな効果があるの?」と尋ねられ、「結果的にお肉や高カロリーの食品が減ったからでしょうか・・・。」と、その場でお答えしてしまいました。(ごめんなさい・・・。)
気になって後から調べてみると、確かに豆腐には血圧の上昇を抑え、血中のコレステロール値を下げる作用のある成分が含まれているようです。

また、豆腐は薬膳では「白い食材」に分類されます。白い食材は、潤いを与える食材です。喉の粘膜や胃腸に潤いを与えます。

秋は、乾いた冷たい空気が気になる季節です。
「肺は潤いを好み、乾燥を嫌う」という漢方の先人の言葉があります。秋は「肺」にダメージを与えます。漢方でいうところの「肺」は呼吸機能以外に体表に気(エネルギー)を巡らせ、水分代謝を司ります。
豆腐の他、里芋や蓮根、白ごま等の「白い食材」は秋の乾燥対策に取り入れたい食材です。


一方、夏は「脾・胃」(≒胃腸)にダメージを与えています。
豆腐は消化作用を円滑にする働きもあるので、夏から秋に移行する今の時期に適した食材かもしれませんね。

夏の疲れを癒し、秋への対策をしっかりして、冬のトラブルを未然に防ぎたいものです。

コメント