知人から柿と柚子をいただきました。
柿はビタミンCとβカロテンが豊富な果物です。
薬膳の視点からは熱をとり、潤いを与える食材で、発熱や空咳、口渇、二日酔いに良いとされています。
そして、別の方から自家製の干し柿もいただきました。
柿は体を冷やしますが、干し柿は体を温める働きがあります。生の柿と同様に潤いを与える働きの他、健胃の作用もあります。
生の柿に比べて、βカロテンを約5倍、カリウムを約3.5倍含む干し柿ですが、糖質やカロリーも生の柿に比べて高いのでご注意を。
そして、柚子。ビタミンCやカリウムが豊富に含まれていますが、果肉より果皮の方が栄養価が高いといわれています。
薬膳の視点からは気(≒活動エネルギー)の巡りを良くし、胃の不快感や二日酔いに良いとされています。
気の巡りが悪くなると、消化器症状等の体の不調だけでなく、イライラや不安等の心の不調もあらわれやすくなります。
そんな時に柚子の香りがあるとホッとします。香り成分であるリモネンはリラックス効果があるといわれています。
そんな柚子ですが、そのまま食する機会は少ないので料理の風味づけや柚子風呂等で楽しむことが多い気がします。
我が家も普段柚子を楽しむのは、もっぱらこの商品。↓
馬路村の柚子商品。
数年前に四国を旅した時に道の駅で見つけたポン酢にはまり、「ポン酢はこれしかない!」とネットでお取り寄せしていました。
ここ最近、緑キャップ(アッサリ柚子風味)と赤キャップ(シッカリ柚子風味)のポン酢は近くのスーパーやドラッグストアでも目にするようになり喜んでいましたが、新商品(左端の「組合長」)がでたとのことで、再びお取り寄せ。
この「組合長」、天然素材だけで作られただけあって自然な味わいで柚子の風味が身体に染み込む感じ。
ちなみに「馬路寿司のもと」(右端)は、お取り寄せした時に同梱してくださっていた試食品で見事にはまってしまいました。柚子風味のすし飯ができます。酢の物に使っても最高です。
そして、これも。↓
冬はやっぱり「鍋」ですね。
冬の寒さは「腎」にダメージを与えます。
腎は西洋医学における腎臓と同様に水分代謝を担う他、成長・発育・生殖を司り、生命の根本エネルギーを蓄えるところです。
この腎が冷えて弱ってしまうと疲れやすくなったり、浮腫みや排尿のトラブル、腰痛や足のしびれを招いてしまいます。
鍋料理で体を温め、ほっこり美味しく養生していきたいですね。
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