先週末、奈良県の飛鳥を訪れました。行きたいと思いつつ、いつでも行ける(我が家から車で1時間半ほど)と、そのままになっていた場所です。
人が多くなる桜の季節になる前に!…出かけました。
まずは飛鳥エリアの端(といっていいのかな)にある高取町へ。ここにこぢんまりとした「くすりの資料館」があると聞いていたので寄り道です。
奈良はその昔、推古天皇が薬狩りをされた時から薬と縁のある土地です。
また、配置薬(置き薬のこと。決まった医薬品がセットされた箱を得意先に預け、次回の訪問時に使った分だけの代金を請求するシステム。)といえば、「富山の薬売り」が有名ですが、奈良(高取)でも盛んだったそうです。
館内には、薬を手作業で作っていた頃の道具や当時の製品等が展示されていました。
軟膏を入れるチューブ(左の写真)は、大学の実習で使った覚えあり!取り出し口と反対の後部から詰めていくのですよね。今は、こんな実習しないだろうけど。
そして、知らずに訪れたのですが、雛祭りのイベント「町家の雛めぐり」(3/1〜3/31)が催されていました。あちらこちらに、色々な雛人形が飾られていました。
←初めて見た「御殿飾り」という雛人形。御所の御殿模した飾り。とても豪華。
ランチは飛鳥駅近くのお蕎麦屋さんで。
カメそばって何だ?「飛鳥名物」らしいけど…?
温かいお蕎麦とメニューにあったので夫はそれを、私は「あすか風流」という冷たいお蕎麦を注文。
「カメそば」って、亀のお皿(亀石で有名な飛鳥ならでは?)にもった温かいお蕎麦(熱盛り)だったのですね。
「あすか風流」は十割蕎麦(もり)と二八蕎麦(山かけ)のセット。風味と喉越しの違いが楽しめました。
さて、橘寺。正式名称は仏頭山上宮皇院菩提寺。
聖徳太子御生誕の地です。
ご本尊の聖徳太子勝鬘経講讃像は、太子35歳の時のお姿で、勝鬘経(経典の一つ)を講じられたことにちなんだ仏像だそうです。
境内に入り、目に飛び込んできたのが桜の木。見事に咲いていました。
ここに来るまでに何本も桜を目にし、「まだ早いね。来週見頃だよ。ちょっと残念。(でも、見頃に行く勇気なし。)」なんて話していたのてすが、境内の桜だけは早送りしたかのよう…。
桜って、何だか格別な花のような気がします。華やかで幻想的、そしてちょっぴり切なくて。
・・・良いものを見させていただきました。
桜の見頃はまだと見越して(でも、橘寺で楽しませてもらいました)のお出かけでしたが、天候に恵まれ、それなりの人出でした。
特に、道の駅。
満車で二度素通りし、閉店間際に行ったものの、お目当ての苺は売り切れ…。旬だものね。
仕方ないから、あすかルビー(奈良で有名な苺の品種)ソフトで我慢。これはこれで充分美味しい。
そして仕方ないから、帰宅途中のスーパーで苺を買い…。
「奈乃華」という品種は初めて。甘くて美味しい!
実は、飛鳥のお出かけのもう一つの目的は「古墳」でした。そのお話はまた今度…。
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