春なのに…春だから?
春先のほてりやのぼせ。何故かイライラ。病気じゃない。でも…。そんなことありませんか?

漢方の点から考えてみましょう。
原因は…“肝”の暴走・“気”の渋滞
“肝”は自律神経や感情のコントロールタワーです。春は“肝”が活発になる季節。ここへストレスや環境の変化が加わると“肝”がヒートアップしてしまいます。
この“肝”の暴走が気の停滞を招きます。
上に上がってしまった気がそのまま下におりず渋滞することで、熱を帯び、ほてりやのぼせをひきおこすのです。
●●気血水についてはこちらの記事をご覧ください●●
中医学 事始め③ 〜人の身体は気・血・水で動いている?(気血水弁証)〜
では、どうする?
原因から対処法を探っていきましょう。
①停滞した気を巡らせる
よい香りは気を巡らせます。柑橘類や香味野菜がそうです。ミントティーやジャスミン茶のようなハーブティーも良いでしょう。
あくまで、心地良いと感じるのであれば…です。好まないのに「身体に良いから」と無理に摂るのは逆効果です。
その他、アロマ精油など、お好きな香りでマッタリと…。

②上がった気を下ろす
ほてりの原因となる上がった気を下ろす為には、深呼吸やストレッチ、軽い運動が有効です。
足湯も効果的です。足湯で下半身を温めることで下肢の血管を拡張し血流が良くなり、上半身に偏りがちな熱や気が下半身へ自然と下ろされ、全身の循環が整います。


③肝のケアを
「肝」は五行では「木」に属します。「木」の性質は樹木のように「生長・伸長」することなので、「肝」ものびのびすることを好みます。心と体をゆるめて、のびのび過ごすことが大切になります。
タスクを減らして、リラックスする時間ができるといいですね。
そして目を休めて、充分な睡眠を…。

●●五行や五臓六腑については、次の記事をお読みください●●
中医学 事始め② 〜世界は陰陽五行でできている?〜
中医学 事始め④ ~西洋医学の解剖図がなじんだ頭に、東洋医学の五臓六腑がしみわたるまで~
最後に
いつの頃からか、私にとって春は大嫌いな季節になっていました。
🌀新学期のバタバタ(プリントいっぱい!保護者会の葛藤!!)
🌀季節の変わりめの家仕事(暖房器具の片付け!衣替えの洗濯!!)
🌀芽吹きの庭仕事(一番元気なのは雑草!)
…仕事を再開し、その比率を上げていく度にタスクの重みも増してきて。
💢カッカして
💢イライラして
💢口内炎に胃けいれんに
対策に漢方薬を使うものの、一時しのぎに過ぎず…。
春の不調の原因である「肝」を意識せず、「肝」が沢山必要とする「血」を減らすばかりでは、「気」の巡りも悪くなる…。
そんな根本的な身体の状態を理解することで、漢方薬の効かせ方も身につき、気がつけば薬要らずの日々も増え…。
そもそも、何の為、誰の為のタスクだったのよ…と昔の私に言いたい。
こうあるべき、こうやりたい…そんな思いで、結局自分も家族も傷つけていたような。
そして、この春。
🌀急な気温の上昇
🌀調剤薬局を取り巻く環境の変化
🌀家族の進路の変化
…色々なことで、久しぶりにザワツキを感じている私。
大きく深呼吸して、自分に語りかけます。
そのタスクは、何の為?誰の為?
皆様は如何でしょうか?
自分の身体と向き合って、正しく労る。
一緒に身体のトリセツを作っていければ嬉しいです。

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