随分前に購入したテント。（「買っちゃった… 〜インドア家族が簡易型とはいえ、テントを買ってしまうまでの道のり〜」）
家で試しに広げたものの、それ以降は使わない部屋の隅っこに。
行きたい気持ちは山々でしたが、このところのキャンプブームに尻込みしておりました。
大きくなった息子の予定が分かりづらい（部活の試合や模擬試験は、結構直前にならないと判明しない）からキャンプ場の予約を取りにくいし、分かった時点では一杯だし。
いやいや、これではいつまでも行けない！…ので、キャンセル覚悟でキャンプ場を予約。
場所は月ヶ瀬（奈良市）。夫が見つけた会員制のキャンプ場。去年オープンしたそうです。
タイミング良く、息子が「友達とキャンプしてみたいけど、協力してくれる？」と。
インドア両親を反面教師にしたのか、ここ数年の彼は「何でも自分でできるようになりたい」と祖母（我が母）と畑を耕し、叔父（我が弟）と木の剪定をしたりしています。
どこにでもテントを張れる叔父に憧れたか、自分用の小さめのテントをお小遣いで買い、機会をうかがっていたようです。
「じゃあ、一緒に行く？君のテントに私達、家のテントに君達で。ただし、組み立ては君達に任せた！」
…そうは言ったものの、話を聞くと息子の友達３人はキャンプをしたことがないそうで。
それを聞いた私達もテントを張るのは初めてで。
まあ、簡易なテントだし何とかなるかと、出かけてみました！！
ここにテントを張っていいらしい。
空気入れるだけで設営できるテントは、
流石に早い！息子含め少年4人はこっち。
息子が買ったテントも完成。私達夫婦はこっちに。
一番苦労していたのはタープ。頑張る少年達。
炭火の準備もしてくれたので、以降のBBQの段取りは私の出番かな。
家族３人だと、張り切って食材買い込んだものの食べきれず反省することが多いのですが、育ち盛りの男子計4人を前に肉も焼きソバもドンドンなくなり…。
焼くのに忙しく写真も撮れず…。
私ら夫婦は「やば！うまっ！！」と言う彼らの言葉を肴にビールを少々…。
うん、それで充分なぐらい幸せな感じ。
息子とその仲間の会話が面白くて、どんどん夜が更けてきましたが、「消灯時間を守って、静かな夜を」がコンセプトのキャンプ場、粛々と皆で片付けます。
こちらのキャンプ場、炊事場もトイレもビックリするぐらいキレイで本当に使いやすかったです。
歩いて数分の場所に温泉もあるし、かなりおススメかも。
さて、静かな夜をと思いきや…。
正体不明の獣の甲高い鳴き声。（何だったのでしょう。息子の友達は「人の悲鳴だと思った」と。）
遠くから、だけどしっかり聞こえるバイクの音。（ちょっぴり残念。）
テントの外から聞こえる足音。（トイレに向かう人かそれとも…。）
そして、夜明けと共に始まった鳥の大合唱。（まだ４時だよ…。）
夜中の足音は、やはり…。
何の動物か判らないけれど、夜中に遭遇しなくて良かったとシミジミ思います。
ちなみに、夜の喧騒？に全く気がつかなかったのは、我が夫と息子でした。
朝方は冷えていたので、昨晩使い切れなかった蒔で焚火。
朝からマシュマロを炙る少年達。
夫は、知り合いのキャンプの達人から奨められたシュウマイの準備。
これ、満場一致の美味しさでした。次回は晩のビールのお供にしよう。
情報ありがとう！キャンプの達人。
マシュマロに飽き足らず、パン・おにぎり・クッキー（何故だ！）を炙りだした少年達。
男の子って、どうして火を見るとテンション上がるのでしょう。
そして餌食？となったバナナ。でも、これは中々絶品でした。
朝から色々なものをお腹に入れて、撤収開始。
炭火含めた調理関係の器具も、テントも、少年達のお蔭で思いの外スムーズに片づけられました。
初キャンプの割にやるじゃない！と思っていたら、スマホで検索してキャンプ関連の記事やら動画を目にしていたらしい。…流石、Z世代。
素人ばかりのキャンプでどうなることやら…と思っていたのですが、トラブルなく過ごせました。
むしろ、息子とその仲間達のやり取りを間近で眺めることができ、私達夫婦にとっては至福の２日間でした。
息子の友達は気持ちの良い子達ばかりで「また、おいで」と帰りがけに言ったものの、車の免許が取れたら、もう一緒に行ってくれないでしょうね。
そういう意味でも、かけがえのない楽しい思い出となりました。
ありがとう、少年達。
我が息子も含め、それぞれが思い描く未来に向かっていけますように。
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