漢方薬の値段のお話\やっぱり漢方薬は高いのか?/の後日談

漢方

先日の“漢方薬のお値段”(「漢方薬の値段のお話~やっぱり漢方薬は高いのか?~」)についてご意見が。

「やっぱり高いと思います!」

確かに昔から漢方薬は“お金持ちのもの”と思われがちです。
病気の親に高麗人参を飲ませる為に娘が身売りする…なんて話もあったとか。
…時代劇好きなので(^^;)

そして、こんなご意見も。

「漢方薬が高いのではなく、国民皆保険の影響かな」

…確かに体調不良があればフリーアクセスで受診ができ、一部の負担金で済む保険医療に比べたら、漢方薬は高いと感じることでしょう。
健康保険がなければ(10割負担であれば)、漢方薬以外の治療や薬もそれなりのお値段になるはずです。
国民皆保険がなければ、今も薬は“お金持ちのもの”だったかもしれません。
医療を”お金持ちのもの”だけでないようにした国民皆保険ですが、今や医療費の急増から制度の疲弊が問題になっています。
フリーアクセスで身近になりすぎて、自らの健康を“病院頼み”にしてしまった為ともいえそうです。
医薬品の供給不足が問題になっている今、「必要な方に必要なだけの医療が届く」ことを願っています。

「薬を飲まないで自然になおる病気が多い」(貝原益軒「養生訓」)

勿論、必要な医療を受けられる体制が整っている事が大前提ですが、セルフメディケーションの一つとして、“漢方”の知恵をお伝えしていければと思っています。

コメント